ども、ざいりょーです。
今回は、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」を600時間ほど遊んだのでレビューしていきたいと思います!
目次
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドとは
- 開発元:任天堂企画制作本部
- 発売元:任天堂
- 発売日:2017年3月3日
- ジャンル:アクションアドベンチャー(アクションRPG)
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドは、WiiUで発売する最後の任天堂のゲームと、Switchで発売する最初のゲームとして、Switchと同時発売されました。
厄災ガノンによって滅ぼされたハイラル王国を、100年の眠りから目覚めた主人公リンクが冒険するという、シリーズお馴染みのストーリーになっています。
シリーズ初のオープンワールドとなっていて、孤独な旅ながらもハイラル王国各地を歩き回れるその自由さから、日本ゲーム大賞を始めとした様々な賞を牛耳りました。開発者たちの合言葉は「当たり前を見直す」で、今までのシリーズで当たり前だったことを一から見直して作られました。
対応機種
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドは、WiiU版とSwitch版があります。その対応機種について、詳しく説明していきます。
WiiU
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドが発売された時期はSwitchの品薄状態が続いたので、仕方なくWiiU版を購入した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
パッケージとダウンロードがあります。ダウンロードだと容量が3GB必要になるので、自分に合った方を選ぶと良いと思います。
Nintendo Switch
俺は、Switchと同時発売だったこともあって、Switch版を購入しました。
こちらもパッケージとダウンロードの二種類があります。俺はパッケージを購入しました。正直どちらでもかまわないので、お好きな方をお選びください。
WiiU版との違いは、
- TVモードでのレンダリングがWiiU版は720pなのに対し、Switch版は900pになっている
- WiiU版よりも環境音のクオリティが高く、よりリアルな環境音に
- 外に持ち運ぶことができる
など、色々とSwitch版の方がメリットが多くなっています。
このゲームの良い所
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドは様々な賞を受賞していますが、実際はどのような所が良かったのでしょうか。これから、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドの良い所を紹介していきます。
①技術と自然が混ざり合った世界
今作は今までのゼルダの伝説とは違い、あまり建造物がありません。もちろんあるところはあるのですが、厄災ガノンに滅ぼされたという設定なので、荒廃したものが多いです。
そのため、マップには魔物が普通に暮らしていたリ、NPCがいる場所のほとんどが村や馬宿などの拠点だけだったりと、技術があまり発達していない時代の暮らしを見ているように思えます。ですが、古代の人々は高い技術を持っていたという設定があり、機械だけれど自分の意志で動く古代兵器「ガーディアン」などが存在します。
なので、自然と技術が混ざり合った世界を旅することができるのが、新鮮で面白かったです。
②自分に合った戦い方
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドは物理的な部分をしっかり作られているので、それを上手く利用すれば今までにない自分だけの戦い方を編み出すことができます。
例えば、岩を転がして崖の下にいる敵に当てて倒したり、焚火で上昇気流を発生させて空に舞い上がり、空中から弓矢で敵を狙い撃ったりと、できることは沢山あります。
もちろん剣と盾を使うこともできるので、敵の動きを予測しながら攻撃を繰り出す、臨場感のある接近戦も楽しむことができますよ。
③ストーリーに縛られない
今までのゼルダの伝説は、「ここのダンジョンをクリアしたら次ここのダンジョンに行って、〇〇さんと会話してね。」みたいに、ゲームを進める順番が一つしかありませんでした。
ですが、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドは当たり前を見直されたため、クリアまでの手順に縛られずに遊ぶことができます!なので、用意されているダンジョンを自由な順番で攻略できたり、最初からラスボスに挑んだりと、今までには無かった自由なゲーム体験を楽しめるのが特徴です。
④ムービーシーンがよりリアルに
ゲームを進める中で、何度かムービーシーンが入ります。
しかも、ムービーシーンは全てボイス付き!今まではチャットでの会話だけでしたが、ボイスがあるおかげで会話が耳に直接入って来ます。俳優はかなり有名な方を起用されていて、演技も最高!チャットだけでも迫力があったムービーシーンが、ボイスがあるおかげで更に迫力のあるものとなりました。
ゼルダの伝説のキャラクターがしゃべっていると思うと、なんか感動してしまいます。
⑤ファンへのサービスを忘れない
色々と当たり前を見直しているゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドですが、今までのファンを見捨てたわけではありません。
オープンワールドということを逆手にとって、マップの至る所にシリーズのオマージュが散りばめられています。
例えば、ゼルダの伝説 時のオカリナで登場した「ロンロン牧場」がゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドのマップに荒廃した姿で存在したり、BGMをある一定の倍速で流すとシリーズで登場したBGMが聞こえるなど、シリーズを遊んできたファンをニヤリとさせるサービスは、数えきれないほど盛り込まれています。
⑥初心者にも配慮したシステム
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドは操作が少し難しいのですが、新しい動作をするたびに画面上に説明が出てくるようになっています。
「今の動作はなんで発生したの?」と、自分で操作しているのにどのような操作をしたか分からないことがあるので、この説明が表示される機能は初心者に配慮して作られたものだと思います。
もちろん、それまでに表示された説明は、メニュー画面でおさらいすることができます。
⑦回復アイテムは自分で調達
今までのシリーズだと、壺を破壊したり草を刈ったりすると回復アイテムのハートが出てくるというシステムだったのですが、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドではそのシステムが廃止。
その代わり、マップにいる動物を狩って肉をゲットしたり、川に飛び込んで魚を捕まえて、それを食べることで回復するようになりました。少々面倒くさいシステムに感じますが、これはこれでゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドの荒廃した世界とワイルドさが味わえるので、個人的にこのシステムは気に入っています。
動物を狩ったらボンッ!と肉が出てくる演出には、笑ってしまいましたけどね(笑)
このゲームの悪い所
当たり前を見直しても全てが上手くいくわけではなく、悪い所もあります。良い所と悪い所は表裏一体です。
なので、これからゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドの悪い所について話していきます。
①即死することがある
最初の頃は主人公の体力が少ないので、一定以上の強さをもつ敵に攻撃されると即死することがあります。
敵に囲まれることもあるのですが、体力が少ない時は戦いを挑んでもほぼ確実に負けます。数に勝るものはありません。当たり前を見直して自由になったのは良いのですが、即死要素があるのはちょっと残念ですね。
さらに、体力がかなり増えているにも関わらず、ボス戦で即死することもあるので、たまに心が折れる時がありました。
②重くなる時がある
マップが広くなった半面、処理をしなければいけない量が増えたため、激しい戦いになると重くなる時があります。アップデートで少しは改善されましたが、敵が多くいる時や、爆弾を一気に爆発させたときは画面がカクカクになります。
重くなること自体はあまりゲームに関係ないとは思いますが、それでもゲームに没入していた時に処理が重くなると、ちょっとイラッとすることもあります。
③ロードが長い
こちらも処理関係の問題なのですが、ちょっとロード時間が長いかなぁと感じます。

アップデートで初期のバージョンよりも十数秒くらいロード時間が短くなったにも関わらず、ロード時間は少し長いです。ゲームのボリューム的に仕方がないことなのでしょうか?
まあ、アップデートされる前よりかはマシになっていますけどね。
④祠の数が多すぎる
このゲームには、祠というミニダンジョンがあるのですが、その祠の数が多すぎるんです。
気軽に遊べてサクッとクリアできる点では良いと思いますが、ゲーマーはコンプリートを好むので、全祠コンプリートにはめちゃくちゃ時間がかかります。
俺の場合は、攻略を見ずに祠コンプリートを目指した結果、300時間くらいかかりました(笑)
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドの感想
ここまで長々と良い所・悪い所を説明してきましたが、ここから俺がゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドを遊んで思ったことを素直に書いていきたいと思います。
①過去作の中でNo.1
今までのゼルダの伝説はマップが細かく区切られていて、その細かいマップを繋ぎ合わせて広いマップを表現していたのですが、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドはオープンワールドになっています。マップが一つになっていて、シームレスな体験が可能になるのです。
オープンワールドはマップが広すぎて逆に暇な時間が増えてしまうのではないかと心配していましたが、流石任天堂ですね。どこを歩いていても、色々な発見があるように作られています。
これからのゼルダの伝説シリーズはどのような方向に進むのかは分かりませんが、オープンワールドだったらいいのかなあと思いました。
②考察を膨らませる設計
意外と知られていないことなのですが、ゼルダの伝説シリーズは派生作品を除いて全てが時系列で繋がっているんです。通常ならゼルダの伝説が発売されたら公式のホームページから時系列のどの辺りに位置するのかを確かめることができるのですが、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドの公式の時系列はまだ発表されていません。
ゼルダの伝説の時系列は三つの時間軸があって、かなり複雑になっています。そこで考察をするわけですが、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドはどの時間軸にも当てはまるところがあるので、考察が難しいのです。

まあ、開発者たちはわざと考察しにくいように作っているのでしょうけれど、ヒントの散りばめ方が上手いんですね。キャラクターの会話や、マップにある建造物の姿、キャラクターの日記など、色々な所に考察を膨らませる材料があるんです。
沢山のシリーズがある中でも、時系列をしっかりと残しながらゲームを作る。これは、素晴らしいとしか言いようがないです!
③ダンジョンが簡単過ぎる
ゼルダの伝説と言えばガッツリ遊べる謎解きですが、このゲームは謎解き要素が薄まってしまった気がします。
先ほども説明した祠というミニダンジョンをマップに散りばめるのは良いとは思いますが、どうせならガッツリ遊べる謎解き重視のダンジョンを出してほしかったです。
④世界観は最高だった
やっぱりゼルダの伝説シリーズの別々の雰囲気は最高ですね。特にゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドの雰囲気が一番好きです。一見自然がずっと広がっている世界に見えますが、よく見るとそこには機械で作られた兵器や仕掛けが施されている・・・。
ゼルダの伝説はファンタジー寄りというよりかは現実にちょっと似ている部分があるのですが、このゲームではその雰囲気が余すことなく生かされていたので、よりゲームに没入できました。
このゲームはどんなプレイヤーにおススメ?
では、ここからゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドがおススメなプレイヤーを説明していきます。
どれか一つでも当てはまったら、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドと相性バッチリかも?
①任天堂製のオープンワールドを楽しみたい方
「任天堂が作ったゲームの中で、オープンワールドのゲームは無いのだろうか?」
そんな悩みを抱えている方におススメできるゲームです。ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドは、正真正銘の「メイドインニンテンドー」です!
②シリーズを遊んでいる方
このゲームは当たり前を見直していますが、シリーズファンでも楽しめるように作られているのは間違いありません!
シリーズのハラハラドキドキの戦闘、濃厚なストーリー、細部までこだわっている世界観…。これにハマっている方なら、十分にゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドを楽しめるはず!
③戦闘を楽しみたい方
「物語やオープンワールドなんて関係ない!俺は戦闘を楽しみたいんだー!」という方にもおススメのゲームです。
ゼルダの伝説は戦闘ありきで、その上に物語や世界観があります。全ての土台は戦闘のため、長年試行錯誤して生み出されたゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドの戦闘は、きっとどのゲームにも負けない楽しみ方ができるでしょう。
このゲームで、ゼルダの伝説ファンが増えてくれると嬉しいです。
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドが好きな方におススメのゲーム
「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドを遊んで面白かった!」という方におススメのゲームを紹介していきます。
①ゼルダの伝説 時のオカリナ
もし、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドの戦闘に興味を持ったのであれば、その原点となる「ゼルダの伝説 時のオカリナ」を遊んでみてください。
3Dのゼルダの伝説はこのゲームが初で、今でも神ゲーと言われる作品です。もちろんグラフィックは、ポリゴンが普及し始めたころのゲームなのでお世辞にも良いとは言えません。ですが、戦闘というアクション要素だけを取れば、今のゲームにも負けないほどの完成度を誇ります。
発売されたのはNINTENDO64なので、現在は遊ぶ環境が整っていないと思います。なので今から遊ぶのなら、3DS版のリメイクを購入すれば気軽に始めることができますよ。
②ゼノブレイド
もし、広大なマップで冒険をすることができるゲームに興味を持ったのであれば、「ゼノブレイド」をおススメします。
このゲームはWiiで発売され、3DSでもリメイクされ、Switchでもリメイク作品が開発されていることが発表されている人気ゲームです。
縦にも横にも複雑に伸びているマップが特徴的で、オープンワールドとは言えないかもしれませんが、広大なマップを探索するという楽しみ方はオープンワールドのゲームと変わりません。というか、ゼノブレイドがゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドの元になったと言っても過言ではないかもしれません。
そのくらい、このゲームは探索ゲームとしても凄いですし、ある程度自由度があります。
ゼノブレイドの続編である「ゼノブレイド2」がSwitchで発売されているので、そちらも遊んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回はこんな感じで終わりたいと思います!
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドのことを、詳しく知ることができたでしょうか?ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。
初のオープンワールドでありながら、ここまでの完成度を引き出せるのは凄いですね。ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドの続編も開発中とのことなので、そちらにも期待!
では、また次回お会いしましょう!