【評価/感想】『メタルギアソリッドV: ファントムペイン』復讐の先にVはあるのか

ども、ざいりょーです。

 

今回は、「待たせたな!」で有名なスネークが主人公のゲーム、『メタルギアソリッドV: ファントムペイン(略:メタルギアソリッドV: TPP)』をレビューしていきたいと思います

  • 機種:PS4, PS3, Xbox One, Steam, Xbox 360
  • 発売日:2015年9月2日
  • 開発元:小島プロダクション
  • 発売元:コナミデジタルエンタテイメント
  • ジャンル:アクション
  • プレイ人数:1人
  • 対象年齢:CERO D

視点①:シリーズ初のオープンワールド

オープンワールドのメリットとデメリット

今作は、シリーズ初のオープンワールドを採用した作品となりました

オープンワールドを採用しているゲームは、画面に映っているほとんど全ての場所をプレイヤーが探索することができ、世界観を確立しやすいため、リアル重視の洋ゲーでよく採用されます。

ですが、広大なマップを作るにはかなりの時間がかかるうえに、オブジェクト同士の密度がどうしても低くなってしまうため、マップの移動中にプレイヤーを飽きさせないような工夫が必要になります

では、そんなメリットとデメリットの両方を併せ持つオープンワールドを採用した今作は、どのような作品に仕上がったのでしょうか

 

本作のオープンワールドの面白さと難点

ぶっちゃけると、本作のオープンワールドは、とにかく移動が大変でした

ゲーム序盤から馬などを使ってなるべく移動時間を短くしようとする努力は見られましたが、それでもゲームの大半を移動時間が占めていました

さらに、主人公のヴェノム・スネークの身体能力はかなり高いにも関わらず、ちょっとした段差を乗り越えられないことがあったり、登れそうだったのに登っている途中でずり落ちたりと、移動中はかなりストレスを感じました。

発売から5年ほど経っているため、まだオープンワールドが洗練されていなかったのかもしれませんが、せっかくスネークの身体能力が高いのだから、ちょっとした段差くらいスラスラと登れるようにしてほしかったですね。

 

このように、移動中のストレスはあるものの、世界観はしっかりと作り込まれていました

例えば、マップに点在している敵の拠点にはテントや監視所があったり、時々捕虜が捕らえられていたり、敵が他の拠点から車で移動してきたりと、オープンワールドならではの利点を生かしたマップに仕上がっていました

それに加え、今作はオブジェクトがリアルで、森などは川の流れや草木などで、その場に本当に居るかのように感じ、本作の肝であるステルスに没入できました

 

移動中のストレスがなければマップは完璧と言っても良かったのですが…。

う~ん…残念!

 

視点②:ステルスゲーム初心者でも楽しめる潜入

ステルスゲームの原点

メタルギアソリッドは、ステルスゲームというジャンルを世に広めた作品。

いや、ステルスゲームの原点です

そんなメタルギアソリッドシリーズの集大成ともいえる今作のステルスは、一体どのような仕上がりとなっていたのでしょうか?

気候を生かすも殺すもプレイヤー次第

今作は、敵を生かすか殺すかは、全てプレイヤーに委ねられています

敵は麻酔銃やCQCで気絶させるとバルーンで回収することができ、回収した敵は仲間としてマザーベースで働かせることができるようになります

ですが、麻酔銃は連射できないため、一発外したら敵にバレる可能性も高く、CQCも同じように、自ら敵に接近しなければいけないので、少々難易度は高いです

その分、能力の高い敵を回収できたときは嬉しいですし、どんどん仲間にすることで様々な武器を開発することができるようになります。

 

もちろん、殺傷武器も使用することができます

殺傷武器はバリエーションに富んでおり、お馴染みのアサルトライフルから、スナイパー、ロケットランチャーなど、プレイヤーの好みでカスタマイズできる武器が沢山ありました

これだけバリエーションがあると、プレイヤーによって異なる攻略法を編み出すことができるので、まさに誰でも楽しめるステルスゲームだと思います

 

足を撃っても普通に死んでしまったりと、身体のどこを撃つかによって敵のリアクションは変わることはほとんどありませんでしたが、確実にヘッドショットを狙わなければいけないという緊張感はありました

もちろん、敵の死体が他の敵に見つかると警戒態勢に入ってしまうので、死体をどこかに隠さなければいけないのですが、隠しているときは「ヒットマン」を遊んでいるかのような面白さを感じることができました

「ヒットマン」では、変装をしていれば敵に見つかってもやり過ごすことができるのですが、「メタルギアソリッド」では変装することができないため、目の前にいる敵を倒したとしても、安心することはできません

なので、死体を隠すときや、敵の背後に回り込むときなど、様々な場面で程よい緊張感を保ちながらゲームを楽しむことができました

 

敵に見つかっても多少ごり押しは可

今作はステルスゲームなので、敵に見つからないで攻略することが基本ですが、やっぱり私みたいな隠れるのが下手な人が遊ぶと、すぐに敵にバレてしまいます

ですが、仕様的に多少のごり押しは可能になっていました

敵に初めて発見されたときは世界がスローモーションになって、敵の頭を狙いやすくなります。

なので、敵に見つかってしまっても、スローモーション中に敵を倒せば他の敵からはバレないようになっているんです。

このスローモーションを発動してしまうと、ミッションクリア後の評価が下がってしまいますが、ステルスゲームが苦手な自分にとって、この仕様はめちゃくちゃ役に立ってくれました(笑)

 

視点③:復讐の鬼となったスネークの物語

前作から直接繋がる物語

実は、「メタルギアソリッドV」は2部構成となっており、『メタルギアソリッドV: TPP』は、1部となる『メタルギアソリッド: グラウンドゼロズ(略:メタルギアソリッドV: GZ)』の9年後の物語という設定になっています。

 

ネタバレを防止するため、『メタルギアソリッドV: GZ』からの9年間の間に何があったのかは伏せておきますが、前作を遊んでいると、より一層『メタルギアソリッドV: TPP』にのめり込むことができます

 

まだ遊んでいない方は、こちら↓から購入してみてはいかがでしょうか?

『メタルギアソリッドV』の2作品がまとめて1本になったものもあります↴

 

どうしても考察をしたくなってしまう物語

今作は、小島秀夫監督が関わった最後のメタルギアシリーズとなっており、実質メタルギアシリーズの最終作となっていますメタルギアサヴァイヴもありますが…

しかも、今作はゲームとしては完結しているものの、ストーリー自体は未完成と言われています

それには色々と理由があるのですが、そもそもの理由として、「このメタルギアシリーズはもう少し続くのでは?」と囁かれていたことと、実際に未完成となったもう1つのエピソードがあったからでしょうね。

 

ですが、結果としてプレイヤーに考察の余地を残しておいてくれたので、一度ストーリーにハマってしまうとなかなか考察地獄から抜け出せなくなってしまいます(笑)

しかも、小島監督自ら、「あとはプレイヤーの考察に任せた。」と言わんばかりのツイートをしているので、恐らくこれでメタルギアの物語は終わったのでしょう

 

復讐の結末とは…

とにかく、物語の内容は、実際に自分の手で遊んで理解してもらった方が楽しめると思います

私はYouTubeで実況動画を見てしまっていたので、遊ぶ前からストーリーの内容は知っていたのですが、それでも最後の方はめちゃくちゃドキドキしながらコントローラーを握っていました

 

当時は賛否両論が巻き起こっていたようですが、私はこの結末で良かったと思っています

 

何よりも、謎を散りばめてくれたおかげで考察を楽しむことができますし、それこそが小島監督の作品なのだと納得しています

シリーズを通して遊んできたプレイヤーにとっては懐かしく感じるであろうオセロットやカズも登場しますし、それらの登場人物たちが描く復讐劇は見ものです

 

シリーズ未経験の人には少し理解が難しいかも

このように、シリーズを通して遊んでいて、物語も大体把握しているという人なら今作の物語にものめり込むことができると思います。

 

が、メタルギアシリーズを一切遊んだことがなく、ストーリーもよく分からないという方には、今作の物語を完璧に理解するのは難しいと思います。

メタルギアシリーズは、シリーズ全体を通してやっと完結した物語なので、やはりシリーズ未経験の方は手を出しにくい領域まで来てしまったのではと感じました

 

それでも、メタルギアシリーズの魅力を感じ取ってもらいたいので、物語をよく知らないという方はYouTubeなどでザックリと予備知識を付けておくと、今作を遊んだ時に物語の理解に詰まらずに、心から楽しめるはずです。

 

まとめ

今回はこんな感じで終わりたいと思います。

 

実は、私は今作が初めて遊んだメタルギアソリッドで、遊ぶ前まではYouTubeなどでず~っと実況動画や考察動画などを漁りまくっていました

殆ど完璧といっていいほどゲームの内容を知り尽くしてしまったので、今作を買ったときは「あまり楽しめないかも。」と思っていたのですが、いざクリアまで突っ走ってみると、実際に遊んでみないと分からない面白さがあり、クリアした後は「もうクリアしちゃった…。」と、少し悲しい気持ちにまでなりました

 

なので、既に発売から5年ほど経っていますが、まだ遊んだことがないという方には、YouTubeで実況動画を見るのではなく、実際に自分の手でゲームを進めていくことをお勧めします

 

では、良いゲームの旅を!

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